NEWS | プロダクト
2019.09.09 16:20
ドイツの自動車メーカー ポルシェは、同ブランド初となるEV「タイカン(Taycan)を発表した。
世界に誇るポルシェのデザインの伝統に新境地を切り開くことが、タイカンのデザインのテーマだったという。当初からフルEVとして設計されていたので、デザイナーには新しい自由がもたらされることになった。とはいえ、初のEVでもポルシェとしてすぐに認識されることが求められた。
そこから生まれたのが、紛れもないポルシェデザインのDNAを受け継いだ、情熱溢れる4ドアスポーツカー。「フライライン」と呼ばれる、後方に向かって下に傾斜するスポーティなルーフも採用。きめ細やかに彫り込まれたサイドセクションも印象的だ。
外観は、正面から見ると横長で平板にも見えるが、コンパクトなドライブコンポーネントを搭載することで、ポルシェにおなじみのフロントフェンダーと一体になったヘッドライトのあいだに、すっきりとしたボンネットの傾斜を持たせている。
フロントは、デザイン性を強く意識したマトリクスLEDヘッドライトを搭載。84個のLEDは個別に制御でき、周囲の状況に合わせて調節が可能。
また、一般的なEVの倍となる高電圧の800Vバッテリーシステムをアンダーボディに内蔵。軽量かつ高速充電もできる。
なお同車は、標準タイプの「Turbo」と高性能タイプの「Turbo S」の2種類を用意。「Turbo」の最高出力は460kW(625PS)で最高速度は260km/h、航続距離は最長で450kmとなっている。