野老朝雄による[有田×野老]展が開催
気鋭の美術家が新たな有田焼の可能性を模索

▲有田焼瑠璃百段階卍(陰/陽のうち、陰) 野老朝雄(2019年制作)

佐賀県立九州陶磁文化館は、東京2020オリンピック・パラリンピックの公式エンブレム「組市松紋」などを手がける美術家・野老朝雄をゲストアーティストとして迎え、特別企画 [有田×野老] 展を2019年9月20日(金)から11月24日(日)まで開催する。

「つなげる」をテーマに紋様の制作を始め、美術、建築、デザインの境界領域で活動を続ける野老朝雄。大名古屋ビルヂング下層部ファサードガラスパターンデザインや大手町パークビルディングのための屋外彫刻作品、そして東京 2020 オリンピック・パラリンピックのエンブレムの「組市松紋」など、表現活動の場を広げている。

▲PPP TOKOLO PATTERN TILE [Piecing Pieces Pattern] 野老朝雄(2019年制作)

▲遠心図皿 野老朝雄(2019年制作)

同展では、野老が魅了される「青」の色彩を主題に、九州陶磁文化館のこれまでの研究活動も掛け合わせた伝統と革新の融合による独自の切り口で、新たな有田焼の可能性を模索。

また、日本を代表する展示プロデューサー 洪恒夫が展示企画を手がけており、[有田×野老]、[野老×九陶]、[インスタレーション・有田焼瑠璃百段階豆皿]という3つのゾーンで構成される。

▲五千五十水玉紋様皿(静図) 野老朝雄(2019年制作)

▲五千五十水玉紋様皿(動図) 野老朝雄(2019年制作)

期間中にはトークショーなどの関連イベントも開催。野老による未来につなぐ有田焼の「青」の世界が楽しめるだろう。End

[有田×野老] 展

会期
2019年9月20日(金)~11月24日(日) 9:00~17:00
月曜休館 月曜が祝日の場合開館、翌日休み
会場
佐賀県立九州陶磁文化館
詳細
https://saga-museum.jp/ceramic/exhibition/limited/2019/07/003105.html

▲ARITAYAKI RHOMBUS WORKS UNIT 野老朝雄(2019年制作)

▲BABEL 野老朝雄(2019年制作)

▲八面小盃 野老朝雄 (2019年制作)

▲染付市松文皿 有田 1720~1740年代 佐賀県立九州陶磁文化館 柴田夫妻コレクション

▲有田焼瑠璃百段階豆皿  野老朝雄(2019年制作)