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2019.09.06 16:50
アメリカの衛星通信会社 OneWeb(ワンウェブ)は、2020年に北緯60度以北の北極圏において、光ファイバーと同等となる375 Gbpsのハイスピード・ローレイテンシーのインターネット網を構築すると発表した。
完成すれば北極圏で最速のインターネットサービスとなり、地域初の完全なカバレッジを実現するそうで、これまで十分なサービスが受けられなかったコミュニティもブロードバンド接続を楽しめるようになるという。
グローバルネットワークであるOneWebの北極圏サービスは、想定よりもかなり早い導入が実現し、計画よりも200倍の容量を提供。本格的なサービスは2020年末に開始し、2021年初頭には24時間のフルカバレッジになる見通しだ。
北極圏には現在、何百万人もの人々が住んでおり、多くの主要産業にとって重要度が増している経済的拠点でもある。スマート配送、コネクテッド航空機、気候データ収集、地域全体のデジタル経済の成長は、同社のシームレスなグローバルネットワークにかかっていると言えるだろう。
また、こうした産業の発展により、地域の安全や通信サービスが大幅に改善され、遠隔地のコミュニティでも教育や医療、経済発展の底上げが期待されている。