イッセイ ミヤケすべてのブランドが一堂に。大阪、南船場に ISSEY MIYAKE SEMBA オープン。

▲©️Photo by Masaya Yoshimura, copist

レストラン、ホテル、ショップ、オフィスビル。新旧とりまぜたさまざまな大阪の顔がみえる南船場に、イッセイ ミヤケの複数ブランドを扱うショップ「ISSEY MIYAKE SEMBA」が誕生した。

▲夜のショップファサード。印象的な金属のモニュエントは水道の蛇口をかたどったもの。

▲クリエイションスペースで制作をするイラストレーター黒田征太郎。壁面の絵は日々変わっていく。

東洋のマンハッタン、商都、そして水の都といわれる大阪。そこに8月31日にオープンした、ISSEY MIYAKEの新しいショップは、「水」をキーワードとしている。

ショップデザインは、大阪出身で、佐藤卓デザイン事務所での経験もある野間真吾が手がけた。主役である服が引き立つよう、けっしてでしゃばることのない、色彩、造形を保ちながらも、よくよく見ると、メード・イン・オオサカの、水道管を模した什器や、石鹸のフォルムをしたソファーなど、「おもろい」要素が散りばめれている。

▲休息したり、身につけているバッグやジャケットを置いて試着したり。服を買うときに、実はかなり重要なソファー。某石鹸のフォルムから生まれた形態だと言う。

▲柱かと思っていたら巨大な水道管だった。

また地下1階には、クリエイションスペースが設けられ、展示やイベントなどに使われる予定だ。内覧日にはイラストレーター黒田征太郎が船場の地にちなんで「船」をモチーフとして壁に絵を描き下ろしていた。

▲地下1階のクリエイションスペース。踊り場が広い美しい階段が1階と地下を結ぶ。

▲黒田が描いた壁面の大きな船は、実はオム・プリッセ イッセイ ミヤケのプリーツ生地をコラージュしたもの。

この他、倉俣史朗に向けたオマージュとしてのアクリルの立体作品も展示されており、8月31日(土)から9月6日(金)午後まで行われる公開制作の締めくくりとして、9月7日(土)14時からは、ドラムとのセッションによるライブペインティング・イベントも計画されている。公開制作後も完成作品を展示する予定だ。(文/AXIS 辻村亮子)End

ISSEY MIYAKE SEMBA

所在地
大阪府大阪市中央区南船場4-11-28
[大阪メトロ御堂筋線心斎橋駅3番出口]
電話番号
06-6251-8887
営業時間
11:00〜20:00
売り場面積
828㎡

URL
isseymiyake.com