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2019.09.03 15:14
米ガートナーはこのほど、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2019年」を発表した。29の先進テクノロジーを取り上げ、新たなエクスペリエンスを創出し実現する5つの先進テクノロジー・トレンドにまとめた。この先5~10年にわたり、高度な競争優位性をもたらす可能性が高い一連のテクノロジーにとくに着目している。
このハイプ・サイクルでは、「過度な期待」のピーク期としては「5G」「バイオチップ」「AI PaaS」などを、さらにすでに幻滅期にあるものとしては「自律走行(レベル4)」「3Dセンシング・カメラ」などを挙げている。
また、先進テクノロジー・トレンドは、「センシングとモビリティ」(3Dセンシング・カメラや軽貨物配送ドローン、自律走行など)や、「オーグメンテッド・ヒューマン」(バイオチップ、拡張インテリジェンス、培養組織・人工組織など)、「ポストクラシカルなコンピューティングとコミュニケーション」(5G、次世代メモリ、低軌道衛星システム、ナノスケール3Dプリンティングなど)、「デジタル・エコシステム」(DigitalOps、ナレッジ・グラフ、合成データなど)、「高度なAI/アナリティクス」(アダプティブな機械学習、エッジAI、エッジ・アナリティクスなど)の5項目が選ばれた。
同社アナリストでバイス プレジデントのブライアン・バーク (Brian Burke) は、「テクノロジー・イノベーションのリーダーは、ハイプ・サイクルで取り上げたテクノロジーを参考に、先進テクノロジーがもたらすビジネス機会の可能性を探るべきです」とコメントしている。