九谷焼の魅力を世界へ発信する産地の総合芸術祭
「KUTANism」が石川県小松市と能美市で開催

石川県小松市能美市は共同で、九谷焼の魅力を世界へ発信する産地の総合芸術祭 「KUTANism(クタニズム)」を、2019年9月6日(金)から10月14日(月・祝)まで開催する。

初開催となる今回は、東京藝術大学大学美術館館長・教授の秋元雄史氏が監修。両市で同時に開催される展覧会「九谷の現在(いま)」は、360年以上にわたって受け継がれている九谷焼の魅力を解き明かすために、2つの異なるコンセプトで構成。

小松市の九谷セラミック・ラボラトリーでは、表現性を追求した作家21名の立体作品を紹介する「カラフル・オーナメント・オブジェ・クタニ」を開催。また、能美市の浅蔵五十吉美術館では、九谷焼の伝統や技術を継承しながら新たな価値創造に挑む作家43名の名工 選「NEXT九谷」展が行われる。

同展のほか、九谷焼と食を楽しむ「九谷饗宴」、ガイドツアー「九谷さんぽ」、シンポジウム「KUTANIと加賀國1200年」、九谷焼の新たなアプローチを試みる取り組み「KUTANI FOR YOU」の計5コンテンツを実施。

いにしえから脈々と受け継がれてきた思想・哲学や、さまざまな自然の恩恵、時代の価値観や美意識をかけ合わせ、産地の総合芸術祭として「九谷焼/KUTANI」を発信していくそうだ。End

KUTANism

会期
2019年9月6日(金)~10月14日(月・祝)
会場
石川県小松市および能美市各所
詳細
https://kutanism.com/