現代美術作家 杉本博司が手がけるプロジェクト
小田原・ニューヨーク・パリにて今秋開催

▲Opticks 020, 2018
Type C print
(C) Hiroshi Sugimoto/ courtesy of Odawara Art Foundation

小田原文化財団から現代美術作家 杉本博司が手がけるプロジェクトが発表されている。

まず、同財団の設立者である杉本が設計した小田原市の江之浦測候所にて、2019年10月4日(金)から11月4日(月・振休)まで、現代美術作家 ティノ・セーガル(Tino Sehgal)を招聘して、開館以来初となる現代アートプロジェクト「ティノ・セーガル@江之浦測候所」を開催。同氏のハプニング的な作品では記録を一切残さないことでも知られ、目撃した来館者の記憶に留められる特別な機会となるだろう。

そして、2019年10月19日(土)から10月22日(火)まで全4回公演の予定で、国際交流基金主催による「Japan 2019」の公式企画として、「杉本文楽 曾根崎心中」がニューヨークにて上演される。会場となるのは、リンカーン・センター ローズ・シアター。杉本は構成・演出・美術を手がけ、海外公演は、2013年のローマ、マドリッド、パリ公演以来で、アメリカ初の上演となるそうだ。

▲Opticks 020, 2018
Type C print
(C) Hiroshi Sugimoto/ courtesy of Odawara Art Foundation

また、2019年9月22日(日)に初日を迎える、杉本が初めてバレエ作品演出を手がけるパリ・オペラ座の「At the Hawk’s Well/鷹の井戸」公演では、出演者が決定。エトワールダンサーのリュドミラ・パグリエロ、ユーゴ・マルシャンをはじめ、日本でも人気の高いダンサーが出演することになった。

この秋は、小田原・ニューヨーク・パリと世界中で杉本が手がける作品が楽しめる、またとない機会となるだろう。End

ティノ・セーガル@江之浦測候所

会期
2019年10月4日(金)~11月4日(月・振休)
※ 入館には下記の公式HPから事前予約が必要
※ 火曜日・水曜日休館
会場
小田原文化財団 江之浦測候所
詳細
https://www.odawara-af.com/ja/enoura/ticket/