非営利財団 H&M Foundation（H&M ファウンデーション）は、第5回Global Change Award（グローバル・チェンジ・アワード）のエントリーを開始した。応募期間は2019年10月16日（水）まで。

同アワードは、「ファッション業界のノーベル賞」とも呼ばれ、ファッション業界において直線型から循環型モデルへのシフトを促進する初期段階のイノベーションを支援することを通して、地球と私たちの生活環境を守ることを目的としている。

▲前回日本から初となる「Synflux」チームがアーリー・バード特別賞を受賞

求められるのは、ファッションを循環型にするイノベーションで、かつスケールアップ可能なもの。さらに、新らしさやアイデアの経済的持続可能性、応募するイノベーションチームが世界を変えるために専心しているかが重視される。

毎年、解決策を考案した5組の発明チームには、総額100万ユーロ（1億2000万円相当）の資金援助が受けられ、H&M Foundationがアクセンチュアおよびスウェーデン王立工科大学と協力して提供される1年間のイノベーション促進プログラムに参加できる。

2030年までに世界の中産階級の人口は50億人にまで増加し、2015年と比較して織物製品や靴の消費量は65%増加すると予測されている。同アワードでは、創造性と革新によって、ファッション業界における史上最大の転機を生み出し、この状況を地球に優しいものへと変えることを目指している。