グラフィックデザイナー 佐藤卓が企画する
展覧会「風景の科学展」が開催

東京・上野の国立科学博物館では、2019年9月10日(火)から12月1日(日)まで、グラフィックデザイナー 佐藤卓が企画する展覧会「風景の科学展」が開催される。

同展は、写真家・上田義彦が撮影した写真を、国立科学博物館の研究者が解説し、対象物とともに展示する。解説の多くは、風景の背後にある時間の流れを意識したもので、瞬間を切り取った写真に重層的な意味を付け加える試みだ。

「風景に地球の歴史を感じることは、私たちの認識をより深いものにするはずで、そこに『芸術と科学の融合』の目指す地平がある」と語るのは、国立科学博物館副館長の篠田謙一。

また、佐藤は「自由な芸術と、事実の科学。芸術と科学はまったく違うベクトルのように思える。いつの間にか、そんな概念が我々に刷り込まれてはいないだろうか。しかし人は、意識と感覚を分けて生きているわけではない」とコメントを寄せている。

期間中は特別トークショーも開催予定。写真という芸術を入口にして、科学の世界に誘う展示となるだろう。End

風景の科学展

会期
2019年9月10日(火)~12月1日(日)
開館時間
9:00~17:00
※金曜・土曜日、11月3日(日)は20:00まで
※10月31日(木)、11月4日(月・祝)は18:00まで
※入館は各閉館時刻の30分前まで
休館日
9月17日(火)、24日(火)、30日(月)
10月15日(火)、21日(月)、28日(月)
11月5日(火)、11日(月)、18日(月)、25日(月)
会場
国立科学博物館 日本館1階企画展示室
詳細
https://www.kahaku.go.jp/event/2019/09landscape/