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2019.08.27 15:16
視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタルは、スマートフォン視聴率情報「ニールセン モバイル ネットビュー(Nielsen Mobile NetView)」のデータをもとに、若年層女性の「Instagram」アプリの利用状況を発表した。
Instagramの利用者数推移を見てみると、2019年6月には2,257万人と昨年同月比で+15%の成長となった。2014年6月から5年間の推移を見てみると、成長率は年々鈍化しているものの、依然、スマートフォンからのインターネット利用者の増加率を大きく上回る2桁以上の増加率で成長を続けていた(図表1)。
また、18-29歳女性のInstagramユーザーが特徴的によく利用しているアプリは、ほぼ全てで利用者数を伸ばしていた。特に成長率が著しかったのはInstagramと同系統である画像共有系サービスの「Snapchat」で、2018年同月比でほぼ3倍の利用者数となっていた。
同社シニアアナリストの山腰知美は、「(Snapchatの)利用者が急激に増加した時期が2019年5月頃となっていたので、今年春頃に話題となった性別入れ替え機能による特殊要因かもしれません。一方で、若年層女性は他のセグメントと比較して流行に敏感なアーリーアダプターが多いと考えられるため、この急速な増加は新たなブームの兆しとも考えられます」と分析している。