NEWS | ソーシャル / プロダクト
2019.08.26 15:03
愛媛県松山市を拠点にするリプルエフェクトがデザインした、視覚障がい者歩行誘導ソフトマット「歩導くん ガイドウェイ」がさきごろ、「International Design Excellence Awards (IDEA) 2019」のSocial Impact Design部門で銅賞を受賞した。
従来の誘導ブロックと同様の機能をもつ製品として視覚障がい者が考案したもので、視覚障がい者団体・⾝体障がい者団体等の協⼒のもと、すべての人の利便性に配慮した「ユニバーサルデザイン」の考えをベースに開発。
ゴム製で屋内専用のマットで、白杖で叩いた時の音や感触の違いや、足裏に伝わる質感の違いによって誘導路の位置、向きを認識することができる。
表面には凹凸や段差を施すことなく、中央部に向かって緩やかな傾斜となっているので、高齢者や幼児がつまずいたり、ベビーカーや車いす、台車などが引っかかることもないという。
それゆえ、これまで設置が難しかった公共施設・空港・病院・銀行ATM・ホテルなどでの導入も進んでいるそうだ。設置は両面テープを使用するので、大掛かりな工事も不要、取り外しも容易で、催事などでの一時的な設置にも対応できるそうだ。