東京・銀座三越11階のイタリアンレストラン「Italiana Tavola D’oro 1996（イタリア―ナ・ターヴォラ・ドォーロ 1996）」。クリーク･アンド･リバー社の建築グループが店舗デザインをプロデュースし、デザイナーの笠原英里子が店舗デザインを担当したレストランだ。

同店はこのたび、日本空間デザイン協会と日本商環境デザイン協会が主催する「日本空間デザイン賞」の食空間カテゴリーにおいて、国内外の1100点を超える応募作品の中から入選作品（Long List）に選出されたと発表した。

2019年2月にオープンした同店のコンセプトは「三方よし」。これを壁面に三角杉をあしらって表現するとともに、良質な天然食材を提供する店のメニューに呼応させる形で、インテリアに使用する素材は木や石など自然の物だけで構成。店内は360°画像で見ることができる。

ブライダル施設やアパレルショップなど、女性向け空間の実績が豊富な笠原が、女性客が一人でも入りやすいように、店内が見えやすくオープンで明るく柔らかい雰囲気を演出している。