NEWS | テクノロジー
2019.08.22 14:31
英ケンブリッジ大学の研究チームは、自動車メーカーのジャガーランドローバー(Jaguar Land Rover)と共同で、ドライバーの目の前にリアルタイムで交通情報が現れる、新しいヘッドアップディスプレイ(HUD)技術を開発中だ。
車線の逸脱や危険物の検知、進路のナビゲーションなどの情報を道路上に映像で投影。悪天候や光の加減による視界不良の状況でも影響が少なく、メッセージを前方の道路上に直接マッピングするので、奥行き感覚も備わっているという。
また、この次世代ヘッドアップディスプレイは、ジャガーランドローバーの「Smart Cabin」ビジョン開発の一環だそうで、安全性や利便性だけでなくエンターテインメント性も追求。
将来的には3D映画を楽しめるようにもなるそうで、搭載されたヘッドトラッキング技術やアイトラッキング技術がユーザーの位置を把握し、映画館では必要な装置を着用せずに3D動画を見られるようにしたいそうだ。
ユーザーごとにパーソナライズされた体験が提供でき、同乗者が各自でコンテンツを選べるようになる3Dディスプレイを想定しており、同じ道中でも、道のりや観光スポットを調べたり、映画を見たりと、個別に選んだメディアをその場で楽しめるのが目標だ。