東アフリカのルワンダにある全国組織「Ni Nyampinga」は、若い女性が健康や教育、経済活動で選択肢をもてるようにするNPO「Girl Effect」の一環として、ルワンダの若者に対して成長に必要な自信と支援を提供する活動を行っている。

現在、ルワンダの若者文化やメディア環境は急速に変化しており、若者はハイエンドのグローバルコンテンツやアイデアに触れるなど、デジタル世界へのアクセスは増加しているという。

Ni Nyampingaは同国の若者文化で大きな役割を果たしており、若い女性の可能性の実現に有効な組織だとされている。ただ、発行する雑誌は非常に特徴のあるものだったが、デジタル空間にはマッチしておらず、印刷物からマルチプラットフォームをもつブランドへと移行して、運動を促進させる必要性が出てきたそうだ。

そこで、ロンドンのデザインエージェンシー Studio OutputがNi Nyampingaのリブランディングを担当。クリエイティブディレクターのJohanna Dreweが実際にルワンダを訪れ、インタビューやブランドの調査などを手がけた。

以前のカラーリングは印刷物にはよかったが、デジタルプラットフォームには転換できず、すべてのチャンネルで新たに調整。土壌の鮮やかな赤からルワンダのアート作品で使われるチャコールまで丁寧に選択し、伝統的な編みかごをヒントにしたパターンなどを採用した。

また、さまざまな方法でストーリーを伝えるために多彩な画像を追加し、ブランドの写真家と協力して4種類の画像タイプを開発。一新されたブランドには、限界を知らないルワンダの若者文化のエネルギーを体現した自由が表れている。