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2019.08.07 13:54
NECは、近未来型の「空飛ぶクルマ」の試作機を開発し、千葉県にあるNEC我孫子事業場に新設した実験場で浮上実験に成功したと発表した。
同社では、空の移動革命の実現に向けて、空飛ぶクルマの移動環境に必要となる、交通整理や機体間・地上との通信などを支える管理基盤の構築を目指しており、その第一段階として、機体管理の機能や飛行特性を把握するため同試作機を作製。
試作機のサイズは、全長約3.9m・幅3.7m・高さ約1.3m。空飛ぶクルマに必要となる、自律飛行や機体位置情報把握(GPS)を含む飛行制御ソフトウェア、および推進装置であるモータドライバなどを新たに開発、搭載している。
NECは、航空・宇宙分野における航空管制システム・衛星運用システムなどで培った、管制技術や無線通信技術、無人航空機の飛行制御技術の開発実績、重要インフラ分野でのサイバーセキュリティ対策に関する知見を活用して、空飛ぶクルマなどの新たな移動環境の実現に向けた検討を進めたいとしている。