NEWS | インテリア / プロダクト
2019.08.05 16:03
3Dプリントでテキスタイルに導電性のあるフィラメントを直接施した照明器具シリーズ「Conductive Origami」。その特徴は、伸ばしたり縮めたりすることのできる折り紙のような構造だ。
この折り紙構造を展開することによって明かりが灯る仕組みで、フィラメント自体が照明器具の骨組みにもなっていて、作品ごとにさまざまな折りたたみと展開が可能になるという。
上下方向に開閉する筒状の照明や、円型に開閉する花の形をしたものまで公開している。筒状のものは、下まで最大限に伸ばしたり、もっと折りたたんで上部だけを照明にすることもできる。
この作品を公開したのは、Yael Akirav。イスラエル・エルサレムにあるベツァルエル美術デザイン学院(Bezalel Academy of Arts and Design)を2019年に卒業したという若手のインダストリアルデザイナーだ。
プロジェクトごとに新しい技術や素材を求め、創造することを楽しんでいるという彼女。そのほかにも、乳幼児向けの玩具「タイニーラブ(Tiny Love)」をアレンジした、手で触れると光ったり音が鳴ったりするインタラクティブな本「Tiny Light」や、折り紙で作った花の形の自動車の排気ガスフィルター「Bloomiez」などをこれまでに手がけている。