ユカイ工学とシーマン人工知能研究所が業務提携
次世代版コミュニケーションロボットの対話エンジンを共同開発

▲Photo by Arseny Togulev on Unsplash

コミュニケーションロボットなどを企画・開発・販売するユカイ工学と、日本語の口語ベースの人工会話エンジンを開発するベンチャー企業であるシーマン人工知能研究所は、来るべきロボティクス時代に向けて業務提携することを発表した。

まず、2020年初旬のサービス開始を目指してユカイ工学が開発を進めている次世代版コミュニケーションロボット「BOCCO emo」上で動作する、対話エンジン「ロボット言語」を両社で共同開発するという。

これは、1999年に登場したゲーム「シーマン」の発売二十周年を記念したもので、シーマン人工知能研究所のクリエーターによるエンターテイメント性の高い会話開発のノウハウを、次世代ロボット「BOCCO emo」に生かしていくそうだ。

さらに、シーマン人工知能研究所が2020年中リリース予定の「日本語会話生成エンジン」を、ユカイ工学が販売していく代理店事業展開を予定している。

シーマン人工知能研究所が2017年から開発している自律型会話エンジン「オギルビー」を、ロボット以外の様々な機器にライセンス提供してゆくもので、同製品をユカイ工学が培ってきたマーケティング網に乗せる共同事業だ。

シーマン人工知能研究所がソフトウェアを開発し、ユカイ工学がハードウェアの企業であることが、両社の機会創造と領域拡大につながる事業展開を目指している。End