NEWS | 建築
2019.07.31 15:39
米マサチューセッツ州のケンドール・スクエア(Kendall Square)にある立体駐車場のファサードを包み込むグラフィック・インスタレーション「KENDALL SQUARE GARAGE SCREENS」が公開された。
米ボストンを拠点にするJenny FrenchとAnda Frenchの建築スタジオ「French 2D」が手がけたこのプロジェクトでは、近隣の住宅街と急成長を遂げているケンドール・スクエアのテクノロジーハブをつなぐ場所を意識して、見る地点ごとにスケールが変わるパターンを作成。
このパターンは、駐車場の周囲をぐるりと回りながら次第に変化して、2次元から3次元へと立体像がはっきりと浮かび上がっていくという。
同スタジオがこの作品で提示しようとしたのは「プロトビルディング」だそうで、ファサードをさまざまなスケールで読むことができるというものだそうだ。ケンブリッジ近郊における変化しつつある文脈をこうしたシンプルな記号にして、都市の構造を読みとこうとするのだ。