NEWS | グラフィック / サウンド
2019.07.30 12:07
2019年6月1日・2日に開催された「日比谷音楽祭」。日比谷公園で誰もが参加できる無料の音楽フェスティバルで、音楽プロデューサーの亀田誠治が発起人となった。
総合デザインは、佐藤オオキが率いるデザインオフィス nendoが手がけた。大小の野外音楽堂や公会堂だけでなく、図書館、花壇、広場など、公園全体を使い、コンサートや体験型ワークショップ、教育プログラムなどを開催することが特徴だ。
ロゴマークは、日比谷公園の魅力を最大限に生かしたオープンな音楽祭として、公園を上から見たときの形状をそのまま生かし、特徴的な噴水や池、花壇の位置にそれぞれをイメージした差し色を施した。
ポスターやサイネージといったビジュアル類は、まるで公園のようにロゴの上や周辺を様々な人たちが過ごしているようなデザイン。PC用サイトはあえて横スクロールとし、公園内を散歩しているような感覚を味わえるようにした。
さらに、専用アプリも開発。公園内に隠れている「様々な楽器の音」を拾っていくことでオリジナルの楽曲を聴くことができる遊びも用意し、日比谷公園の新たな魅力が発見できることを考えた。
そして、すべての「音」を集めればフルバージョンが完成するが、集めきれなくても曲が楽しめるように工夫。ダウンロードして手軽に音楽が聴ける昨今だからこそ、「今ここじゃないと聴くことができない」ことの価値に期待したそうだ。