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2019.07.26 14:23
パナソニックのプロジェクターを用いた高速追従プロジェクションマッピング技術が、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と東京都が共同で開催した「東京2020オリンピック1年前セレモニー」のオープニングパフォーマンスに登場した。
セレモニー冒頭のオープニングパフォーマンスでは、津軽三味線奏者・吉田兄弟による演奏のもと、北京2008オリンピック代表の新体操・坪井保菜美選手が、新体操の動きを交えたダンスパフォーマンスを披露。
その演目において、この高速追従プロジェクションマッピング技術が演出をサポート。リボンが取り付けられていないスティックの動きにあわせて、プロジェクターでリボンを映像投影し、実際のリボン演技では表現できない異空間の演出を行った。
同技術は、人や物体など高速で動く対象物に合わせて映像をプロジェクターで投影する、同社の独自技術を使った空間映像演出。
対象物の位置の検出から映像送出までの遅延時間がわずか0.0016秒と、従来比1/10以下の処理速度を実現し、業界最高性能を誇るという。遅延が少なく追従できるという特長から、スポーツ分野での演出や競技支援での活用が見込まれている。