デザイナー 原研哉が日本の選りすぐりのスポットを
紹介するWebサイト「低空飛行」をスタート

グラフィックデザイナーの原研哉が、「こんな日本はいかがですか」と選りすぐりのスポットを紹介するサイト「低空飛行」をスタートさせた。

「低空飛行」とは、地上の景色をつぶさに眺められる高度で、日本の深部あるいは細部をくまなく見てまわる旅をイメージした比喩的な名称。日本の魅力の核心に目を凝らすそうだ。

場所の選定、写真、動画、文、編集のすべてを本人が手がけることで、情報の独自性と篩の目の純度を維持。ホテルや旅館、美術館や卓越した自然景観など、紹介する対象に決まりはないが、ホテルや旅館は風土や景観を解釈し、来場者に向けてその土地の豊饒が表現されている最良の施設と考えて取材をしているという。

現在公開されているのは、北海道倶知安町から鹿児島霧島連峰まで10か所以上にのぼる。このプロジェクトは、日本がグローバルな文脈で、世界の豊かさに貢献できる価値に焦点を当てつつ、新たなツーリズムに備えていく試みだ。

登録は必要だが、閲覧は無料となっている。サイト内ではブログもスタートさせているので、ぜひチェックしてみよう。End