NEWS | インテリア
2019.07.23 11:48
チェコの首都に完成した「DDB Plague Office」は、インテリアデザインのコンセプトとして、アナモルフォーシスのような錯視を採用している。地元のデザインスタジオ B² Architectureが手がけている。
オフィスに入ってきた人はまず、DDBのロゴが完璧な形で目の前に現れるユニークな仕掛けに出くわす。室内を進むと、こうした錯視が空間全体にわたって施されたカラーリングによるものだとわかるのだ。
次のデザイン要素は、エントランスエリアの横に作られた「スツールウォール」。壁にスツールをたくさん埋め込んだクリエイティブな収納だ。会議や来客時には簡単に引き出して使うことができる。形状は「B」になっており、DDBのロゴにあるカラーが使われている。
そして、「War room」と呼ばれるブレーンストーミング用の小部屋を空間の中央に設けた。アイデアを練るための黄色いひな壇のある小部屋で、ガラス張りになっているが、カーテンを閉めれば、プライバシーを保つことができるし、上映用の暗室にもなるという。
オープンスペースでありながら、リフレッシュできる場所や協働エリアを組み合わせることで、コミュニケーションとチームワークを生み出すことがねらいだ。実際に、空間内ですぐに方針を決めることができ、同社のクリエイティブな要素を発揮しやすいそうだ。