NEWS | 建築
2019.07.18 17:28
デンマーク・コペンハーゲンのTingbjerg地区にオープンした「Tingbjerg Library and Culture House」は、この場所にあるTingbjerg Schoolを拡張するために建設された、図書館と文化センターを兼ねた施設だ。
この地区は今ではあまり治安のよくないところのようだが、もともとは1950年代に建築家 スティン・アイラー・ラスムッセン(Steen Eiler Rasmussen)が設計したエリアで、COBEによる新しい建築にはこの歴史ある環境を尊重したデザインや材料が採用されたという。
外装は、この地区でよく見られる黄色いれんがをベースの材料として使用している。一見すると薄い建築にも見えるが、背後は漏斗形をしていて学校に直接つながっており、屋根も4階から1階へと学校の入口に向かって傾斜している。また、もっとも奥行きの狭いところは1.5mなのだそうだ。
一方、ファサードは透明で開放的、通りにも面しているので、屋内での多くの活動を周囲から眺めることができる。