NEWS | 建築
2019.07.19 11:21
中国では近年、数多くの新しいアーバンエリアが開発されているが、そのひとつである浙江省杭州市の余杭区に、主にオペラを上演するための新しい大型文化エリアが建設中だ。
その中心となるのが、建設設計事務所 Henning Larsenが設計を手がけ、この度オープンした「Hangzhou Yuhang Opera」である。
この地区は人工の湖「East Lake」を中心に開発されており、街の文化施設と娯楽施設がここに集中。そして、湖上に浮かぶデザインの本施設は、街の新たなランドマークになるだろう。
また、運河のそばにたたずむ文化の中心地の一角として、複数の劇場や美術館、美術大学までも含むという。この建築と運河のあいだの相互作用から、ヒューマンスケールの新しい地区が生まれ、親しみのある都市空間や屋根のあるギャラリーが提供されることになる。
オペラハウスの屋根は、野外コンサートや公式の祝賀行事もできるように開発されたもので、市民もアクセス可能な集いの場所にもなるという。湖のほとりには飲食店が立ち並ぶ長い遊歩道を設け、小さな島と運河のあるデルタにも感じられる公園になっている。