バンクーバーで大規模な再開発事業がスタート
既存の郊外型ショッピングモールを文化と市民の中心地に

カナダ・バンクーバーでは、オークリッジ(Oakridge)地区の再開発が進められている。同市の中心に位置するこの地区で、既存の郊外型ショッピングモールを文化と市民の中心地に変えることを目指している。

Henriquez Partners Architectsによる新しい設計案では、9エーカー(約36,000平米)の公園を作ることで街に自然を取り戻し、公園、ショップ、オフィス、住宅といった要素を組み合わせて、28エーカー(約113,000平米)にも及ぶ都市型の多用途コミュニティを形成するという。

既存の20エーカー(約80,000平米)の駐車場は屋上公園や、サイト内のエネルギープラント、革新的な交通ソリューションに置き換えられ、持続可能な郊外型ショッピングモール再開発として、世界でも有数の優れたモデルになるとしている。

市民向けの施設は10万平方フィート(約9,200平米)超で、コミュニティセンター、デイケアセンター、図書館、コミュニティパークなどを備え、バンクーバーで最大規模のものとなる。

屋上公園には、広場や運動場、緑地、コミュニティガーデン、コンサートステージ、ヨガ施設、ランニングコースを設置。遊歩道を巡らせることで、サイト内の各地がつながり、身体を使った運動を促進し、コミュニティの交流の機会を生み出すそうだ。End