NEWS | アート
2019.07.11 16:23
アムステルダムをベースにするデザインユニット Studio Driftのアート作品のなかでもひときわ幻想性の高いものが「Franchise Freedom」だ。
「空飛ぶ彫刻」ともいえるこの作品は、数百にものぼる発光するドローンを空中に飛ばし明滅させるというもの。もちろんすべてのドローンの飛行はプログラムされており、光の強さや色彩は互いのドローン間の距離によって影響を受ける仕組みになっている。
これまで、米ネバダ州の大型野外イベント「Burning Man 2018」でも公開された。究極の自由を体験したいという人間の欲望を体現するこのイベントでも、「Franchise Freedom」は自由を表現した。たしかにそれはテクノロジーを介した自由だが、それでも不思議な体験を大勢で共有できる作品なのである。
そして「Franchise Freedom」が今度はNASAにやってくることが決まった。2019年7月16日(火)、米フロリダ州のケネディ宇宙センターにて開催予定という。今回はデュラン・デュランによる「アポロ11号月面着陸50周年記念」の特別コンサートの一環で、Intelと共同で数百機のドローンを打ち上げる予定だ。
人類の進化にポジティブな影響を与えるテクノロジー。その昔と今の移り変わりを祝うイベントになるだろう。