NEWS | 建築
2019.07.12 18:14
MAKESが展開する「côte à côte(コータ コート)」は、富山県富山市にオープンした、老舗ブランドから新進気鋭のブランドまでを揃えるセレクトショップ。
設計を手がけたのは、二俣公一が主宰するCASE-REAL。区画はアーケード沿いにある4.8mという天高が特徴的な大空間で、この高さを最大限に生かしたショップにしたいと考えた。
そこで、店内は多彩なセレクトの背景となるような真っ白な漆喰壁をベースに、天井から吊り下げたステンレスのV字型ハンガーを整列させたシンプルな構成とした。
さらに天井は、ハンガーレイアウトに合わせて空調や照明などの設備機器を徹底して整理。ステンレスと相性の良い亜鉛メッキ仕上げの既製配線ラックを用いて、ライン照明やスポットライトなどのレイアウトを行った。
また、ファサードは店内と同じく全面白色で仕上げた。アーケードからそのままエントランスへと流れる緩やかなアール壁を採用。その一方で、通りと少し距離を取った構えとすることで、店内に入る瞬間に感じる世界感を強めている。
CÔTE À CÔTE(コータ・コート)(2019年/富山)
- 計画地
- 富山県富山市総曲輪
- 設計
- ケース・リアル 二俣公一 原田理生
- 施工
- 株式会社宝来社
- 照明計画
- 株式会社モデュレックス
- 撮影
- 志摩大輔