NEWS | インテリア
2019.07.02 13:48
イタリア・ローマの有名なスペイン広場の横にある「ドルチェ&ガッバーナ」は800㎡・2階建ての高級ブティック。ショップデザインは、建築家 エリック・カールソンが率いるCarbondaleが手がけた。
そのデザインは、ブランドの共有されたアイデンティティと、文化、パワー、クラフトマンシップといった豊かな伝統をもつローマの街と、イタリアのバロックにインスパイアされた、本質を深く理解し印象的な美しさのある現代的な解釈から生まれた。
エントランスではバロック様式の「強制遠近法」を採用。奥行きの知覚をゆがめる不思議な錯覚で、3つの連続した空間の規模、天井の高さ、柱と床のパターンが比例して小さくすることで生じる。まばゆいレッドとゴールドの手吹きのベネチアングラスのシャンデリアまで、3つのサイズにカスタムデザインされている。
「GRAND ROOM」と呼ばれる広間は、幅22m・高さ6mで2つの天窓のあるドームで覆われている。この「バチカンスケール」の空間の壁はコンクリート製で、明るい深紅で仕上げたガラスのモアレシルクパネルを使った。
石造りの床はイタリアの職人技の傑作で、イエロー、レッド、アイボリー、クリーム、ブルークォーツ、パールホワイト、島のあるブラック、グレーなど、15種類の大理石がコラージュされている。また、天国の楽園のような一直線になった「DIGITAL GALLERY」は、バチカンのシスティーナ礼拝堂と地図のギャラリーに触発されているそうだ。