NEWS | サイエンス
2019.07.01 14:57
NASAは、「Mars 2020 ローバー」の名称を募集するコンテストを2019年秋に開始すると発表した。今回のコンテストは、全米の「K-12」(幼稚園の年長から高等学校卒業までの13年間)の児童・生徒が応募できるそうで、オハイオ州コロンバスの「Battelle Education」と、カリフォルニア州バーバンクの「Future Engineers」という2校がサポートを行うという。
まだ名前のないこのローバーは、重量が2,300ポンド(1,000kg)を超える科学調査ロボット。過去の微生物の兆候を調べ、気候と地質を分析し、未来の地球のためにサンプルを収集して、火星での人間による探査に道を開くための装置だ。2020年7月の打ち上げを目指しており、2021年2月に火星に着陸する予定となっている。
NASAとしては、このコンテストを通じて、アメリカの学生が火星探査に向けた技術的・科学的な活動に関わりをもってもらうことを目的としている。STEM(科学・技術・工学・数学)への関心を高め、次世代のSTEMのリーダー育成を支援するという国内の目標もサポートするのだ。
また、18歳以上のアメリカ在住者であれば、ボランティアとして審査員になれるそうで、現在オンラインで登録が可能。はたしてどんなネーミングが飛び出すか注目だ。