フォルクスワーゲンがベルリンで完全電気自動車の
シェアリングサービス「WeShare」を開始

フォルクスワーゲンは、ベルリンで完全電気自動車のシェアリングサービス「WeShare」を開始すると発表した。

このサービスでは1500台の「e-Golf」を展開、すべてグリーンエネルギーでまかなうそうだ。さらに2020年初めには同社の「e-up!」を500台追加し、2020年中ごろには完全電気式の新車「ID.3」も投入される予定。

WeShareはレンタルステーションを設置しない「フリーフローティング」システムを採用。専用アプリを使って予約を行い、近場に駐車している空車を利用するシステムだ。

エリアとしては、市内中心部と市内電車の環状線を超えた範囲、約150km2をカバー。その後、台数の増加に合わせてサポートエリアも拡大するという。料金は毎分0.19ユーロ(約23円)と非常に低価格で、登録料や空港使用料もかからない。また、2019年9月以降は、3つのカテゴリーで平均して毎分0.29ユーロ(約35円)になるとしている。

ドイツにおけるカーシェアリングのユーザーは、2010年の18万人から2019年初めには246万人にまで増加。WeShareはこうした流れを受けたもので、2020年にフォルクスワーゲングループのŠKODA(シュコダ)を通じてチェコ・プラハでサービスを展開し、その後は独ハンブルグでもサービスをスタートさせる見通しだそうだ。End