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2019.06.28 13:42
BMWの自動二輪車部門・BMWモトラッドは、90年以上にわたり水平対向2気筒エンジンのバイクを手がけてきた。ただ、BMWグループは電動化を推進しており、象徴的な水平対向2気筒エンジン外観を維持しながら、電動バイクへと変貌を遂げるものとして、「BMW Motorrad Vision DC Roadster」を開発した。
かつてはエンジンが占めていた位置にバッテリーを垂直に設置。両側面のパーツが外側に突き出すことで、BMW R 32の水平対向エンジンのように空冷装置は走行風の流れに沿う位置に配置。円筒形の電動モーターはバッテリーの下に置き、ユニバーサルシャフトに直接接続させている。
全体的な外観は、ドライビングダイナミクスを強調するために軽い印象を持たせている。シートや冷却システムなどの要素は、バッテリーの周囲に浮かんでいるように見え、フレームには縦方向に溝をつけることで、魅力的な視覚効果を演出。
こうした印象は、アルミニウムフレームやその上に設置した管状フレーム構造の開口部によってさらに強調され、バッテリー、フレーム、空冷システムなどに赤いコントラストやブラシ加工のアルミニウムを配置することで、バイクの革新的な外観を際立たせている。
フロントライトとリアライトはミニマルなデザインで、BMWモトラッドを象徴する照明となった。ロービームとハイビームは2つのコンパクトなLEDで行い、ダイナミックな平たいU字型のヘッドライトがデイライトとして機能するそうだ