NEWS | 建築
2019.06.28 14:22
フランスの建築家 エティエンヌ=ルイ・ブーレー(Etienne-Louis Boullée、1728-1799)は、革命期にもっとも影響力のあるフランス人建築家だった。しかし、彼の作品のほとんどはこれまでほとんど実際に建てられたことはなかったそうだ。
彼は理論家としても教師としても名をあげ、新古典主義にもとづいて厳格で幾何学的な、そして巨大な建築を手がけた。彼は生涯をかけてこうした業績を達成したが、死後は忘れ去られ、20世紀になってようやく再発見されたのだ。
とはいえ、今日私たちがブーレーの精巧なスケッチを見ても、これらの類まれな巨大建築が実際に建てられたならばどんなふうに見えるだろうかと疑問に思わずにはいられない。
そこでBBB3vizが行ったプロジェクト「Lux in Tenebris」は、色褪せてしまったブーレーのエッチングをもとに3DのCG画像としてデジタル化し、彼の作品を再現してみようという試みだ。ムービーも公開されているので、ぜひチェックしてみよう。