北海道「MEMU EARTH HOTEL」の新しい宿泊施設
厳しい寒さを楽しむ家「INVERTED HOUSE」がオープン

北海道広尾郡大樹町にあるMEMU EARTH HOTELは、建築家 隈研吾監修による「国際大学建築コンペ」の最優秀作品群の一つで、オスロ建築デザイン大学設計による「INVERTED HOUSE」(コンセプト:厳しい寒さを楽しむ家)の販売を2019年7月1日(月)より開始する。

今回販売を開始するINVERTED HOUSEは、「厳しい寒さを楽しむ家」という一見矛盾するようなテーマのもとに建設。4つの壁を外部環境に対し開き、寒さと季節の移ろいを受け入れる家として、料理、食事、入浴、就寝などすべての生活は屋外で行われ、屋内の居室は予期せぬ悪天候から避難するために作られている。

交差する壁によって作られる第一の部屋「Garden Room」から建築に近づき、扉を潜ると主室「Outside Living Room」に辿り着く。床の一連の段差は人びとを暖炉に誘い、大きな屋根は周辺の豊かな環境や夕日への繋がりを作り出す。隣接する「Room for Cooking」は急勾配の屋根によって強い風から守られ、交差する壁に沿って細い廊下を進むと、「Inside Room」というもっとも外部環境から守られた部屋に至る。

これら屋内と屋外の空間の性質は季節によって変化するという。屋内の空間は冬場にもっとも温かい空間となり、夏場は暗くもっとも涼しい空間となる。一方、屋外の空間は冬にはもっとも厳しい空間となり、夏にはもっとも快適な空間となるそうだ。End