12億人の人口を抱えるインド。その市場向けに作られた新しい「Sensodyne Daily Care toothbrush」は、敏感な歯をもつ人々に「Sensodyne」（センソダイン、国内ブランド名「シュミテクト」）の歯ブラシや歯磨き粉を幅広く使ってもらおうという製品だ。

イギリスのプロダクトデザイン企業 DCAが手がけた、プレミアムブランドでありながらも低価格の歯ブラシ。あまりはっきりしたカテゴリーのない歯ブラシという分野だが、鮮やかライトブルー、ライトグリーン、イエロー、ピンクの4色展開で、シンプルでカラフル、スタイリッシュなハンドルに仕上がっている。

インド市場に合うように人間工学にもとづいた設計で、手のなかで最適なバランスと安定性を確保。材料/重量の配分をよく考えて、よりよいグリップとリーチを実現している。

ハンドル部は非常に軽量、小さくてもしっかりした厚みがあり、可能な限り費用対効果が高くなるようにGSK（グラクソ・スミスクライン）と共同研究。その結果、材料はできる限りすばやく鋳型を冷却できる9gとした。これにより、非常に速い製造サイクルと30ルピー（約46円）という低価格が実現したそうだ。