NEWS | 建築
2019.06.24 17:19
フランス・パリにあるファッションデザイナー 高田賢三の自邸が隈研吾建築都市設計事務所の手により、フランス人の企業家のための住宅+レストラン「KENZO HOUSE」に生まれ変わった。
KENZOは、錦鯉が泳ぐ池の中に飛び石を打った美しい日本庭園を作ることで、パリに別世界をつくりあげた。同事務所はこの庭を中心として、あらゆる空間から庭が見られるように、空間を透明化して再編成したという。
木と土を用いて家全体のテクスチャーをよりやわらかく暖かいものへと作り変え、土壁はパリ在住の左官職人ESの協力により仕上げた。
KENZOが中庭に面して作ったプールは彼の熱帯へのパッションの象徴であったが、同事務所はパリの気候を考慮して、このプールを木と格子でできた「Engawa空間」(In between space)へと転換している。