フランスのレザーグッズブランド「Longchamp」と佐藤オオキのデザインオフィス nendoがコラボレーションしたバッグコレクション「katachi」が、2019年6月28日（金）より発売となる。

日本の折り紙から着想を得ている同ブランドの定番商品「ル・プリアージュ」。バッグとして使われていないときはコンパクトにたたんで持ち運べることが特徴だ。この「2種類の形態」に対して、今回は「3種類目の形態」を与えることを考え、立方体、円錐、正円という3つの幾何学形状のバッグが生まれた。

既存の機能が「移動中」を考慮したものだったが、新作は「室内で過ごす時間」も意識したもの。キューブ状のバッグは、内側に着脱可能な中敷を使うことで形をキープ、外出先のホテルなどでインテリアの収納ボックスとしても使える。

▲「cube」

▲「circle」

▲「cone」

また、三角のシルエットが印象的なバッグは、フックなどに吊った状態でも中身の出し入れができ、折りたたむ際には帽子のようなレザー部分にすっぽりと入る。日本の風呂敷のような円形のバッグは、収納時は平らになり、使用する際は内容物に応じてバッグ自体の大きさが柔軟に変化するので、コンパクトさと容量を兼ね備えている。

より自由でより柔軟になった「ル・プリアージュ」は、立方体が3サイズ、円錐と正円はそれそれ2サイズずつの、6色展開となった。いずれもナイロン生地や、型押しされたレザーの持ち手、フラップといったLongchamp定番のディテールは、変わらず踏襲している。