スノヘッタが手がける「The Best Weapon」
ノーベル平和賞受賞者を称える平和のベンチ

ノルウェー・オスロにあるノーベル平和センターからの依頼で、スノヘッタ(Snøhetta)は、HydroおよびVestreと共同で新しい芸術作品で、平和のベンチ「The Best Weapon」を制作している。

2019年7月18日(木)にニューヨークの国連本部で初披露される同作品は、9月まで本部前の広場で公開され、その後ノーベル平和センターとノーベル平和賞が毎年授与されるオスロ市役所の近くの場所に常設される予定だ。

このインスタレーションは、外交と対話の象徴として、ノーベル平和賞受賞者と、人々を集結させて平和に向けた有効な解決策を生み出してきた彼らの努力に敬意を表すためのものである。

このベンチは円弧を描くデザインで、そのもっとも低い位置で地面と接している。ここに座ると、緩やかな弧のおかげで、隣り合わせた者同士がより近くに引き寄せられるのだ。その表面には、ネルソン・マンデラの有名な言葉「最強の武器は座って話すことだ」が刻印されている。

全長6.5mで、Hydro製のアルマイトで仕上げている。ビーズブラスト処理で使用感のあるような加工を施す一方、頑丈な素材によって長寿命を確保。何年にもわたりこの場所で「外交と対話」を促してくれるにちがいない。End