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2019.06.21 14:04
デザインストラテジスト 太刀川英輔が率いるデザイン活動体「NOSIGNER」は、新たなプロポーザルを発表した。「クールジャパンは本当にクールなのか。」と、改めて「クールジャパン」について問い直す内容だ。
2010年に経済産業省がクールジャパン推進室を設置し、「クールジャパン戦略」が国策として推進されてきた。しかし、あらゆるコンテンツが一緒くたに語られ、そのわかりにくさや、明快な理念や外国からの視点の欠如などによって、中身がなかなか定まらなかったのが実情だろう。
そして2014年、稲田朋美クールジャパン戦略担当大臣との出会いから、太刀川が第2回クールジャパンムーブメント推進会議のコンセプトディレクターに就任。クールジャパンは本当にクールなのか、日本のコンテンツ産業を本当にクールにするにはどのような政策が有効なのかと、クールジャパンに含まれるコンテンツや要素を整理し、改めてそのミッションを定めるに至った。
ミッションのタイトルは「世界の課題をクリエイティブに解決する日本」。課題先進国・日本から、コンテンツ産業の力でさまざまな課題を解決するモデルを構築し、世界に発信し、輸出産業にまで高めることを提案するものだ。
提言書では、「1. 国内の成長を促す」「2. 国内と海外を繋ぐ」「3. 世界に役立つ日本へ」という3つのステップを定義。さらに、各ステップを実行させるための9つのミッション、各ミッションを具体化させるためのアクションをまとめた。
これらはすべて公式サイトで公開されている。ぜひチェックしてみよう。