プログラミングキットなどを手がけている「KANO」から、誰でも作れる「KANO PC」が登場する。自分で組み立て、自分で学習し、自分で作り出せる、まさに「パーソナルコンピュータ」である。

子ども向けでコンパクトなサイズのPC。バッテリーやスピーカー、キーボードを取り付け、ディスプレイはタブレットほどの大きさで、プログラミングを学びながらアートやゲーム、音楽が楽しめる。自分で作った音楽とアニメーションを組み合わせることも可能だ。

そして、「Kano World」を通じて、世界中の人々とコミュニティを作り、自作のゲームや音楽などを共有することができ、他の人が作ったものをリミックスすることも可能。このコミュニティは、KANO PC以外の端末からでもアクセスできるという。

さらに、Windows 10を搭載しており、Word、Excel、PowerPoint、Outlookが使えるので、一般的なPCと遜色のない内容となっている。

ディスプレイの裏側にある回路は、透明のケースに収められているので仕組みがわかりやすく、取り付けなどいたってシンプル。CPUはIntel Atom x5-Z8350 クアッドコア 1.44 GHz、メモリはDDR3L 4GB、ストレージは64GB eMMCでMicro SDスロットで拡張もできる。価格は299.99ドル（約32,300円）で、北米・イギリスのみで予約受付中だそうだ。