建築設計の方法を変えるバーチャルデザインプラットフォーム
Squint/Opera・BIG・UNStudioによる「Hyperform」が誕生

建築設計の方法を変えてしまうような新しいバーチャルデザインプラットフォームが誕生した。「Hyperform」は、世界中の建築家やプランナーが拡張現実のなかでコラボレーションできる、革新的なデータドリブン設計ツールである。

これを手がけたのは、ロンドンを拠点とするクリエイティブスタジオ「Squint/Opera」と、世界的な建築設計事務所 BIGおよびUNStudioだ。

ユーザーは各自のバーチャル3D作業環境において、敷地の画像、地図、データ、3Dモデルを共同でアップロードしたり、表示・操作できる、そんなバーチャルワークショップスペースなのだ。

バーチャル作業台を使って縮尺モデルで議論し合ったり、実物大のスケールで作業を行うことも可能。世界中のデザイナーが集まってアイデアを出し合い、発展させられるので、プロジェクトチーム全体で設計の決定結果を知ることができ、また、みんなでわざわざ移動して会議に出席する手間も省ける。なにより、デザイナーのより良い意思決定が迅速に行えるのである。

「Hyperform」のプロトタイプは2018年に完成、以後建築家がテストを行っており、BIGがデンマーク建築センターで公開中の展覧会「FORMGIVING」でも披露されているそうだ。End