NEWS | 建築
2019.06.19 10:14
コペンハーゲンの建築家 Kristoffer Tejlgaardによる「The Droplet」は、水滴の形をした透明な自立型ドーム。ファサードは頑丈で衝撃にも強く、従来のガラス張りの温室に代わる上質で現代的なものを作りたいという想いから生まれた。
厚さ6mmの透明なポリカーボネートシートでできており、ステンレス製のナットとボルトで組み立てるので、すばやく簡単に組み立て・分解が可能。湾曲した形状は、平らなシートを菱形にし、重なり合うシートの孔をわずかにずらすことで生まれるという。
また、このファサードの湾曲によってパビリオンに大きな強度が生まれるそうで、内部の耐力壁や鉄骨フレーム、テープやコーキングも不要で、風雨にも耐えられる。
床面や基礎はユーザーの希望に応じるとのことで、温室として庭に設置したり、可動式の展示室にしたり、レクリエーションスペースにしたりと、使い方はユーザー次第。プロトタイプは高さ3.0m、直径6.3m、面積25平米で、その大きさも変えることができるようだ。