NEWS | 建築
2019.06.19 09:50
Uberが展開を目指す空飛ぶタクシーサービス「Uber AIR」の離発着施設「Skyport」について、アメリカの建設設計事務所 Corganがデザイン案を公開している。
Corganのコンセプトデザイン「CONNECT」は、究極の利便性を目指すもので、どんな場所でも対応できるモジュラーシステムを採用。Uberが目指す、1時間あたり最大1,000機のeVTOL(垂直離着陸機)の離着陸を処理できるインフラになるという。
システムのベースとなる構成要素は、オープンサイトや駐車場の最上階、高層ビルの屋上に対応できるシングルモジュール。フライトの処理が速くなり、需要が拡大するにつれて、モジュールをペアにしたり重ねたりすることで、効率を最大化することも可能だ。
高速道路や周辺地域とSkyportをつなぐプラザは、乗客の玄関口として機能する。とはいえ単なる入口ではなく、このエリアはUber Carを利用するために高速道路とつながったり、バスへの乗り換えや鉄道駅へのアクセスがあるなど、プラザと直結した複数の交通手段によるコミュニティのハブとなる。
Skyportの主な目的はUber AIRの輸送拠点となることだが、Corganはこの拠点がもたらす影響力をさらに拡大して、コミュニティをつなぎ合わせたり、パーソナルな体験を生み出す場所を目指す。すべての主要都市の高速道路の上にある未活用スペースを転換して、地域社会のより大きなニーズに対応したいとしている。