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2019.06.18 09:47
ボルボ・トラックは、コンテナを牽引する自動運転車「Vera」を公開している。フェリー・物流会社 DFDSとの共同作業で運用を開始し、スウェーデン・イェーテボリで物流センターから港湾ターミナルまでの商品輸送ソリューションの一翼を担うという。
Vera が開発されたのは2018年。物流センター、工場、港を結ぶピストン輸送業務向けに設計された初めてのコネクテッド自動運転EVで、短距離での走行に適していて、商品を高い精度で輸送できる。
指令センターでは複数のVeraを監視して、高い効率性と柔軟性で商品のシームレスな流れを実現することが目的で、工業エリア内にある特定の公道での運用を目指している。最高速度は40km/hで、低騒音・排出ガスゼロの自動輸送が将来の物流において重要な役割を果たし、ビジネスと社会に利益をもたらすとしている。
Veraの外観は、同社のデザインチームが「オブリビオン」(Oblivion)などの近未来的な映画をたくさん見たり、オートメーションや電化に関連した製品を参照したりと、インスピレーションを得るために幅広く調査。そして、人間による人間のための輸送ソリューションとして、とくにシンプルさに重きを置いたデザインになったそうだ。