家具ブランド Vitra（ヴィトラ）は、2019年6月12日（水）から7月31日（水）まで、独ヴァイル・アム・ラインの「Vitra Campus（ヴィトラキャンパス）」内にある「Fire Station」にて、ヴァージル・アブロー（Virgil Abloh）とのコラボレーションによるインスタレーション「TWENTYTHIRTYFIVE」を開催している。

このコラボレーションは、デザイナー、建築家、アーティストとともに、椅子やホームアクセサリーの製作を超えて議論を行うという、長きにわたる実験的プロジェクトの一環。展覧会やインスタレーション、ヴィトラ限定品という形で、こうした取り組みを社会とデザインの両方に関心をもつ人々に届けるのがねらいだ。

アブローはアーティストとして関わり、ある若者と彼の家の周囲で起こる相互作用を描き出す。テクノロジーの進化と社会の変化が私たちの家にどのような影響を与えているのかに着目しながら、私たちの環境が私たちの人生や好み、時間をかけて下す決定に与える影響の強さを考察している。

▲「Petite Potence」Jean Prouvé, 1947

▲「Antony」Jean Prouvé, 1954

▲「Ceramic Block」Virgil Abloh, 2019

また、今回の企画では、アブローがフランスの建築家 ジャン・プルーヴェ（Jean Prouvé）がデザインした作品2点と、新作1点を新たにデザインし、エキシビションのスピンオフとして限定版として発売される。公式ページでの購入はヨーロッパからのみ可能となっている。