パリで展覧会「Architect’s Furniture, 1960-2020」が開催
世界の建築家による家具作品が一堂に集結

▲© Cité de l’architecture & du patrimoine

パリにあるシテ建築遺産博物館(Cité de l’architecture & du patrimoine)では、2019年9月30日(月)まで、展覧会「Architect’s Furniture, 1960-2020」が開催されている。

建築界の巨匠たちが過去60年間にわたり創作してきた家具作品を通して、建築家たちがどのように家具やオブジェ、照明器具のデザインとともに装飾芸術に親しんできたかを紹介する展覧会だ。

150年前から、建築家たちは彼らの建築を完成させるために家具や照明を設計してきた。そして、1960年から現在まで建築家がデザインしてきた家具は、ウィーン分離派、アールデコ、バウハウス、モダンムーブメントにおける先駆者たちの家具とは違って、これまでほとんど研究されてこなかったという。

本展では、常設や図書室などを含む全館をあげてコレクションを展示し、作品と同館の所蔵品のあいだの対話を切り開いていくことになるだろう。そして、建築家による家具が作家固有の独創的なものであることが明らかにされる。

デイヴィッド・アジャイ、チャールズ&レイ・イームズ、ノーマン・フォスター、フランク・ゲーリー、ザハ・ハディドをはじめ、坂茂、伊東豊雄、藤本壮介ら、125人以上の建築家と約90人の編集者がおよそ300点のプロトタイプ、シングルピース、限定品、量産品を展示している。End