▲「あい」

アートディレクター 西岡ペンシルの展覧会「文字と文様　～「あ」より「あい」～」が、2019年6月28日（金）から7月7日（日）まで東京・恵比寿のALにて開催される。

カラフルな紙の衣装が印象的な「LUMINE THE BARGAIN」のグラフィックや動画、和様×ポップなパターンが効いた私立恵比寿中学のアートワークをはじめ、数多くの広告やロゴマークの制作で知られる西岡ペンシル。

京友禅悉皆屋の家に生まれたルーツを持ち、和様の美から受ける刺激をグラフィックデザインやアートへ積極的に活かしてきた。同氏の約3年ぶりとなる今回の個展は、これまでも制作し続けてきた文様作品に加え、「文字」の深さに着目し、文字と文様を融合させた表現を試みるものだ。

▲木活字版 「オルタナかな」

▲「アイドルを可視化する」 安本彩花、中山莉子（私立恵比寿中学）

文字は単なる記号ではなく、何かを伝えるための感情がつねに宿っているもの。また、文様も単なる意匠や壁紙ではなく、モチーフには意味がある。文字と文様を構築することで、ある種のリリシズムを作り出すことができればという気持ちを込めた作品群となっている。

本展での文字の作品はどれもオリジナルのかな「オルタナかな」によるもので、ほとんどが新作や未公開作。その他、文様を和紙にプリントしたアートワークやドローイングなど大小30点あまりが展示・販売される。