Google Earthが世界海洋デーに合わせて
バヌアツ諸島などの新たな水中ストリートビューを公開

テクノロジーを駆使して海の中のさまざまな景色を紹介するオーストラリアの非営利団体「Underwater Earth」。6月8日の「世界海洋デー」に合わせて、彼らが提供した画像が、Google Earthで披露された。

海には、ふだんあまり目にすることのない幻想的な美しい世界が広がっているが、その一方では、白化して死んでしまったサンゴや、海洋生物が飲み込んでしまうプラスチック廃棄物など、人類が海に与える影響という懸念も存在する。今回公開されたる新しい水中ストリートビューでは、海の美しさやはかなさに心奪われ、保護したいと思わせることがねらいだ。

グレートバリアリーフのリザード島やニューカレドニアのサンゴ礁などおなじみの海域のほか、南太平洋・バヌアツ諸島の「Million Dollar Point」にある、アメリカ軍が第二次世界大戦後にジープやブルドーザーを投棄した海底も眺めることができる。

同団体の共同設立者 Lorna Parryは、この水中ストリートビューの利点は、画像を見ることで人々がもっと学び、さまざまな質問を投げかけてくれることだと述べている。今回のプロジェクトは、単に美しい画像を見るだけでなく、気候変動の影響から地球と私たち自身を守ろうとする心が大切なのだと気づかせてくれるだろう。End