石川への移転を控えた東京国立近代美術館工芸館
「所蔵作品展 みた?―こどもからの挑戦状」を開催

▲「所蔵作品展 みた?―こどもからの挑戦状」チラシ

東京国立近代美術館工芸館では、「所蔵作品展 みた?―こどもからの挑戦状」が2019年7月13日(土)から9月1日(日)まで開催される。

「こどもには工芸の鑑賞はむずかしいのではないか」。同館がそんな声をうけて、「こども工芸館」と冠した鑑賞プログラムを始動させたのは2002年の夏。私たちの生活感情と深く関わり、世界が注目する日本の工芸を、長い休暇のあいだに楽しみながら学んでもらえたらと想いから始まった。

「イロ×イロ」「ボディ」「もようわくわく」「ピカ☆ボコ」 「ナニデデキテルノ?」「調度」「アツアツ」など、工芸にかかわるシンプルかつ多様な問いを設け、これまで13回にわたって開催してきた。

本展は、「こども×おとな工芸館」の集大成として、名品約150点を展示。こどもたちのつぶやき、こどもたちの眼が切り取った工芸の根源的な姿をもとに、「色」や「もよう」、「質感」や「調度」など、これまでに取り組んだテーマを再構成。

▲ロゼリン・デリール《三連の形38》1988年 東京国立近代美術館蔵

▲高橋禎彦《つぶつぶの瓶》2010年 東京国立近代美術館蔵

▲生野祥雲斎《白竹一重切華入くいな笛》1967年 東京国立近代美術館蔵

また、おとなもこどもも「ふれて・感じて・楽しむ」工芸のワークショップが充実している。2020年に石川県移転予定の工芸館。今回東京では最後の夏となるので、お見逃しなく。End

「所蔵作品展 みた?―こどもからの挑戦状」

会期
2019年7月13日(土)~9月1日(日)
開館時間
10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
月曜休館(7月15日、8月12日は開館)、7月16日(火)、8月13日(火)
会場
東京国立近代美術館工芸館
詳細
https://www.momat.go.jp/cg/exhibition/didyouseeit2019/