NEWS | フード・食 / プロダクト
2019.06.11 14:31
東京・合羽橋にある創業明治41年の料理道具店「釜浅商店」は、オリジナル新商品となる「釜浅のごはん釜」を、2019年7月1日(月)から合羽橋の本店とパリ店、および釜浅ショップインショップにて発売する。また、予約も受付を開始している。価格は27,000円(税込)となっている。
「鉄の良さを引き出し、おいしくごはんを炊く釜」をコンセプトに新しいごはん釜の開発をスタート。南部鉄器の産地・岩手県盛岡、釜蓋を作る長野県の両生産者と3年の開発期間を経て誕生。
南部鉄器の釜は、中を一定の温度に長く保つことで美味しく炊けるそうで、少ない熱量で炊けるアルミ釜と熱量も多い土鍋の中間、いいとこ取りだという。内側は、「釜焼き」という900度以上の高熱で焼きつけることで、サビに強い磁性酸化被膜をつくる、昔ながらの南部鉄瓶の製造技術が施されている。
釜蓋は木曽サワラ製で、油分が多くて湿気に強く、吸湿性が高くて調理時に無駄な蒸気を吸収し、ごはんをべちゃべちゃにしない。また、ヒノキなどに比べて強い香りがなく、ごはんに香りがうつりづらいのも特徴だ。