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2019.06.07 13:47
▲©️Circus Roncalli
日本ではなかなかお目にかかれないが、欧米では根強い人気を誇るサーカス。1976年にドイツで設立された「Roncalli」では、伝統的なサーカス験体験をいっそう想像力豊かなものにしようと、幅32m、高さ5mのアリーナに、360°の3Dホログラフィックイメージを作り上げた。
使用したのは、プロジェクターメーカー「Optoma(オプトマ)」製の「ZU850」という高性能プロジェクター。またそれぞれに長投射レンズ「BX-CTA03」を使うことで、幻想的な3Dホログラフィックイメージが実現したそうだ。
サーカス小屋は円形なので、なによりもどの方向からも楽しめるこの360°のイメージが重要だ。披露されたのは、アリーナをぐるぐると走り回る馬や、金魚から突如変身した逆立ちする象などで、観客からも歓声があがっていた。
最先端の技術によって、伝統ある見世物はその輝きがいっそう増したように思える、そんな試みではないだろうか。